一技之長
読み方
いちぎ の ちょう意味
一つの技術・芸能・技能について、他人より優れたところがあること。また、その人が持つ特に優れた技能や得意分野を指す。多方面に万能でなくても、何か一つ秀でた能力があるという意味で用いられる。由来
中国語の成句「一技之長」に由来する。「一技」は一つの技芸・技能、「之」は連体を表す助字、「長」はすぐれた点・長所の意。古い漢籍由来の表現だが、特定の初出文献・成立年は不詳。日本では漢文訓読や漢語表現として近世以前から用いられてきたと考えられる。備考
やや硬い漢語表現で、日常会話では「一芸に秀でる」「特技がある」の方が自然。人の長所を評価する文脈で使われることが多い。例文
- 彼は学科の成績は平凡だが、プログラミングには一技之長がある。
- 採用では資格の数よりも、一技之長を持っているかどうかを重視したい。
- 祖父は口数こそ少ないが、木工に関しては一技之長のある職人だった。
- チームには、分析、交渉、デザインなど、それぞれ一技之長を持つ人材がそろっている。
- 一技之長があれば、未経験の分野でも自分の強みを生かして道を開けることがある。
類義語
- 一芸一能
- 一芸に秀でる
- 一芸に長ずる
- 得意技
- 特技
- 十八番
対義語
- 無芸無能
- 無能無芸
- 器用貧乏