一心一徳
読み方
いっしん いっとく意味
多くの人が心を一つにし、同じ信念・目的に向かって一致協力すること。個々の利害や考えの違いを越えて、組織や集団が同じ方向を目指して力を合わせるさまをいう。由来
中国の古典『書経(尚書)』周書・泰誓中に見える「乃ち一徳一心にして、厥の功を立定す」に由来するとされる。「一徳一心」が原形で、日本では同趣旨の語として「一心一徳」とも用いられる。『書経』の成立・編纂年代は諸説あるが、戦国時代〜前漢頃(紀元前4〜2世紀頃)に伝承・整理されたとされる。備考
「一徳一心」ともいう。日常会話よりも、訓示・式辞・社史・政治的声明など、改まった文脈で使われやすい硬い表現。例文
- 新体制のもと、社員が一心一徳となって業績回復に取り組んだ。
- 災害からの復興には、行政と住民が一心一徳で支え合う姿勢が欠かせない。
- 監督は、チームが一心一徳になれば必ず優勝できると選手たちを励ました。
- 創業期の苦難を乗り越えられたのは、仲間たちが一心一徳で働いたからだ。
- 国を守るため、身分や立場を越えて人々が一心一徳に結束した。
類義語
- 一致団結
- 同心同徳
- 一味同心
- 戮力協心
- 協心戮力
対義語
- 同床異夢
- 各自各様
- 四分五裂
- 離合集散