一家和楽
読み方
いっか わらく意味
家族や同じ家に暮らす人々が、互いに仲よく、なごやかな雰囲気で楽しく過ごすこと。家庭内に争いや不和がなく、親子・夫婦・兄弟姉妹などが円満に暮らしている状態を表す。由来
「一家」は一つの家・家族、「和楽」は仲むつまじく楽しむことを意味する漢語で、この二語を組み合わせた表現。特定の中国古典の故事に由来する成語ではなく、日本語の漢籍調表現として用いられるようになったものと考えられる。成立年や初出文献は不明だが、近世から近代以降の家訓・祝辞・標語的表現の中で広まったとみられる。備考
祝辞・年賀状・掛け軸・家訓などで好まれる、やや改まった表現。日常会話では「家族円満」「家族仲がよい」のほうが自然な場合も多い。例文
- 祖父は、何よりも一家和楽を大切にして毎晩家族で食卓を囲んだ。
- 新居の床の間には、一家和楽を願って書かれた掛け軸が飾られている。
- 仕事が忙しくても、休日は子どもたちと過ごし、一家和楽の時間を守りたい。
- 遺産のことで争うより、亡き母が望んだ一家和楽を思い出すべきだ。
- 町内会の新年会で、会長は各家庭の健康と一家和楽を祈念した。
類義語
- 一家団欒
- 家族円満
- 一家和合
- 和気藹藹
- 家内円満
対義語
- 家庭不和
- 一家離散
- 家族不仲
- 内輪揉め