一夫一婦
読み方
いっぷ いっぷ意味
一人の夫と一人の妻から成る婚姻形態、またはその原則を指す語。多妻・多夫を認めず、配偶者を一人に限る結婚のあり方を表す。現代日本では法制度上の婚姻の基本原則として用いられることが多い。由来
「一夫」は一人の夫、「一婦」は一人の妻を意味する漢語的表現。特定の故事に由来する成句ではなく、婚姻制度を説明する語として成立した。日本では近代以降、特に明治時代の民法整備や西洋法・社会制度の紹介の中で「一夫一婦制」とともに広く用いられるようになったと考えられるが、厳密な初出年は不明。備考
日常会話よりも法律・社会学・歴史の文脈で使われやすい語。「一夫一婦制」の形が特に一般的で、価値判断ではなく制度説明として用いるのが自然。例文
- この国の民法は一夫一婦を婚姻の原則としている。
- 一夫一婦の制度は、近代国家の家族法を考えるうえで重要な概念である。
- 歴史を学ぶと、一夫一婦が常に普遍的な制度だったわけではないことが分かる。
- その研究では、一夫一婦と一夫多妻の社会的影響が比較されている。
- 現代日本では、法的な婚姻は一夫一婦に限られている。
類義語
- 一夫一妻
- 単婚
- 単婚制
- 一夫一婦制
対義語
- 一夫多妻
- 一妻多夫
- 多夫多妻
- 複婚