一労永逸
読み方
いちろう えいいつ意味
一度だけ苦労して物事を成し遂げれば、その後は長く楽ができること。目先の手間や費用を惜しまず、根本的な対策や仕組みを作ることで、将来の負担を大きく減らせるという意味で使われる。由来
中国の古典に由来する語。後漢の班固「封燕然山銘」(89年ごろ)に見える「一労而久逸、暫費而永寧」、すなわち「一度労すれば久しく安逸を得、一時費やせば永く安らかである」という趣旨の句から、後世に「一労永逸」と四字に要約されたとされる。備考
やや硬い表現で、日常会話より文章語・ビジネス文書・評論で使われる。「逸」は逃げるではなく、安楽・休息の意。例文
- 古い業務フローを作り直すのは大変だが、一労永逸の効果がある。
- 今のうちにデータベースを整備しておけば、一労永逸で将来の集計作業が楽になる。
- 雨漏りを何度も応急処置するより、屋根全体を修理して一労永逸を図るべきだ。
- 新人教育のマニュアルを丁寧に作ることは、一労永逸につながる投資である。
- このシステム更新は費用がかかるが、保守の手間を減らす一労永逸の策だ。
類義語
- 一挙両得
- 一石二鳥
- 先憂後楽
- 恒久対策
- 根本解決
対義語
- その場しのぎ
- 姑息的対処
- 対症療法
- 自転車操業
- 徒労