一切万物
読み方
いっさい ばんぶつ意味
宇宙・世界に存在するすべてのもの、あらゆる事物を指す語。人間や動植物、自然物、現象、抽象的な存在まで含めて「例外なく全部」という広い意味で用いられる。由来
「一切」は仏教語・漢語で「すべて」、「万物」は古代中国思想で「天地間に存在するあらゆるもの」を意味する。両語を重ねて全体性を強めた表現で、正確な成立年は不明。日本では仏教経典や漢文訓読の影響を受け、少なくとも奈良〜平安時代以降に用いられるようになったと考えられる。備考
日常会話よりも文章語・哲学的、宗教的な文脈で使われやすい。「森羅万象」に近いが、より「すべての存在物」を強調する。例文
- 一切万物は常に変化し続けるという考え方は、仏教思想にも通じる。
- 彼は一切万物に命が宿るかのように、山や川にも敬意を払っていた。
- この詩は、一切万物が春の光の中で輝く様子を描いている。
- 科学は一切万物の仕組みを解き明かそうとする営みでもある。
- 一切万物を支配できると思うのは、人間の思い上がりにすぎない。
類義語
- 森羅万象
- 天地万物
- 万有
- 万象
- 一切合切
- すべてのもの
対義語
- 一部
- 部分
- 個物
- 一物