一六勝負
読み方
いちろく しょうぶ意味
勝敗や成否を、十分な見通しや確実な根拠ではなく、運に任せて決めようとする勝負のこと。成功すれば大きいが失敗の危険も大きい、いわゆる「一か八か」の賭けや決断をいう。由来
「一六」は賽子の目の一から六を指し、賽子を振って勝敗を決める賭博・勝負に由来するとされる。そこから、運だけを頼みにした勝負の意へ広がった。成立の正確な年代は不明だが、賽子賭博が庶民文化に広く見られた近世、特に江戸時代ごろの用法に根をもつ表現と考えられる。備考
やや古風で硬い表現。日常会話では「一か八か」「伸るか反るか」のほうが一般的。賭博由来の語感があるため、ビジネスでは文脈に注意。例文
- 資金は少ないが、この新商品に社運をかけて一六勝負に出ることにした。
- 十分な調査もせず海外進出を決めるのは、あまりに一六勝負すぎる。
- 延長戦の最後、監督は若手代打を送って一六勝負を挑んだ。
- 彼は堅実に積み上げるより、一六勝負で大きな利益を狙うタイプだ。
- 試験前日に山を張るだけでは、一六勝負になってしまい危険だ。
類義語
- 一か八か
- 乾坤一擲
- 運否天賦
- 伸るか反るか
- 一擲千金
対義語
- 安全策
- 堅実策
- 慎重居士
- 石橋叩渡