鼠牙雀角
読み方:そが じゃくかく
意味
取るに足りない小さな事柄を原因として起こる争いや訴訟のこと。特に、理不尽でつまらない言いがかりによる争いをいう。
由来
中国最古の詩集『詩経』の「召南・行露」にある、「雀に角がないというなら、どうして屋根を突き破るのか。鼠に牙がないというなら、どうして垣を穿つのか」という趣旨の句に由来する。作品の成立時期は詳しく不明だが、『詩経』はおおむね紀元前11世紀から紀元前6世紀ごろの歌を集めたものとされる。そこから、不当な訴えや些細な争いを指す語となった。
備考
現代の日常会話ではあまり使われない、文章語・教養語的な四字熟語である。単に「小さいこと」ではなく、それをめぐる無益・不当な争いという含みを持つ。
例文
- 隣地との境界を数センチ争うような鼠牙雀角に、いつまでも時間を費やすべきではない。
- 会議では鼠牙雀角の議論をやめ、計画全体に関わる課題を検討しよう。
- 些細な行き違いから鼠牙雀角の訴訟に発展し、双方の関係は悪化した。
分類
類義語
- 鶏毛蒜皮
- 些細な争い
- つまらない訴訟
対義語
- 円満解決
- 和解成立
- 無事解決