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鴻鳦満紙

読み方:こういつ まんし

意味

大きな字と小さな字とが入り交じり、一枚の紙面に不ぞろいに書かれていること。転じて、文字の大きさが統一されず、整っていない筆跡・書面をいう。

由来

「鴻」は大型の水鳥、「鳦」はツバメを表す字である。大きな鴻と小さな鳦の対比を、大きい文字と小さい文字の比喩として用い、「大小さまざまな字が紙面を埋める」という意になった。特定の古典作品を典拠とすることや、成立した正確な年代は明確ではない。

備考

「鳦」は「つばめ」を表す稀な漢字である。日常会話ではあまり用いず、書道や作文における筆跡・紙面の状態を評する文脈で使われる。文字数の多さではなく、字の大小の不統一をいう。

別表記

  • 鴻鳦滿紙

補足

  • 「鴻鵠満紙」と書くのは誤り。正しくは「鴻鳦満紙」であり、「鳦」はツバメを表す。
  • 鳥の絵や鳥の名前が紙面を埋めている意味だと誤解しない。大きな字と小さな字が混在することのたとえである。

例文

  • 急いで書いた申請書は字の大小がばらばらで、鴻鳦満紙のありさまだった。
  • 清書では鴻鳦満紙を避けるため、文字の大きさと行間をそろえた。
  • 子どもの手紙は鴻鳦満紙だったが、伸び伸びとした筆跡には気持ちがこもっていた。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字