鳥尽弓蔵
読み方
ちょうじん きゅうぞう意味
目的を達して必要がなくなると、それまで役に立った人や道具が捨てられたり冷遇されたりすること。特に、功績のある臣下・協力者が、成功後に邪魔者として退けられる状況をいう。由来
中国の歴史書『史記』越王勾践世家に見える「飛鳥尽きて良弓蔵せられ、狡兎死して走狗烹らる」に由来する。前漢の司馬遷が紀元前91年ごろまでに編んだ書で、春秋時代末期、越王勾践に仕えた范蠡が、功臣の危うい立場を説いた故事に基づく。備考
古典的・文語的な表現で、日常会話より文章語や歴史・政治・組織論で用いられる。読みは音読みで「ちょうじんきゅうぞう」。例文
- 新規事業を軌道に乗せた途端に担当者が外されたと聞き、まさに鳥尽弓蔵だと思った。
- 戦後処理が終わると、功績のあった将軍たちは鳥尽弓蔵の憂き目に遭った。
- 彼は会社を救ったのに、業績が回復した途端に閑職へ追いやられ、鳥尽弓蔵を実感した。
- プロジェクト完了後に外部スタッフとの契約を一方的に切るのは、鳥尽弓蔵との批判を招きかねない。
- 権力者のそばで大功を立てても、鳥尽弓蔵を避けるには身の処し方が重要だ。
類義語
- 兎死狗烹
- 得魚忘筌
- 狡兎死して走狗烹らる
- 用済みになれば捨てる
- 忘恩負義
対義語
- 論功行賞
- 報恩謝徳
- 飲水思源