高山仰止
読み方
こうざん ぎょうし
意味
徳・学問・人格などが非常に優れた人物を、高い山を見上げるように仰ぎ敬うこと。また、その人の立派な行いを手本として、自分も近づきたいと願うことをいう。
由来
中国最古の詩歌集『詩経』の「小雅・車舝」にある「高山仰止、景行行止(高い山は仰ぎ見、大きな道は歩み行く)」に由来する。『詩経』には西周から春秋時代(およそ紀元前11~6世紀)の歌謡が収められており、この句の正確な成立年は不明である。前1世紀ごろ、司馬遷が『史記』で孔子をたたえる際にも引用し、優れた人物への崇敬を表す語として広まった。
備考
主に徳・学問・業績が際立つ人物への深い敬意を、漢文調に表す語。日常会話よりも、追悼文・顕彰文・式辞などの改まった文章で用いられる。
例文
- 人々は、その清廉で献身的な生涯に高山仰止の思いを抱いた。
- 先駆者の研究成果に触れ、若い研究者たちは高山仰止の念を新たにした。
- 式辞では、地域医療に尽くした故医師を高山仰止の人物としてたたえた。
類義語
- 景仰
- 敬慕
- 敬仰
- 尊崇
対義語
- 軽蔑
- 蔑視
- 侮蔑
- 軽視