骨肉離散
読み方:こつにく りさん
意味
肉親・血縁者が、戦争・災害・貧困などのために、ばらばらに離れ散ってしまうこと。「骨肉」は親子・兄弟姉妹などの近親者を、骨と肉のように切り離しがたい関係にたとえた語である。
由来
中国最古の詩歌集である『詩経』(成立は紀元前11世紀〜前6世紀頃とされる)の「唐風・杕杜」が典拠とされる。同じ父から生まれた者、すなわち兄弟・肉親を慕う内容に基づき、「骨肉」を血縁者の意味で用い、その肉親が離れ散ることをいう成語として定着した。
備考
主に戦争、災害、避難、貧困などによって家族が引き離される深刻な状況に用いる。「骨肉」は文字どおりの骨や肉ではなく、親子・兄弟などの血縁者を指す。
補足
- 「骨肉」は親族・血縁者を指し、肉体の骨や肉が散るという意味ではない。
- 「骨肉離別」と混同されることがあるが、一般に定着している四字熟語は「骨肉離散」である。
例文
- 戦乱により、多くの人々が骨肉離散の悲劇に見舞われた。
- 災害後に家族が各地へ避難し、彼らは一時、骨肉離散の状態になった。
- 彼は幼少期の骨肉離散を経て、数十年ぶりに妹と再会した。
分類
類義語
対義語
- 一家団欒
- 骨肉相親
- 家族団欒