駢儷体文
読み方:べんれい たいぶん
意味
二つの句を対応させる対句を多用し、語句の字数や語法、音韻を整えて華麗に表現する漢文の文体、またはその文を指す語として用いられる。一般には「駢儷体」または「駢儷文」と呼ぶ。「駢儷体文」は両語を重ねた説明的な表現である。
由来
中国で後漢末から六朝時代(おおむね2〜6世紀)にかけて、対句と韻律を重視する駢文が成立・発達したことに由来する。「駢」は並べる、「儷」は対にする意である。日本語では通常「駢儷体」または「駢儷文」といい、「駢儷体文」はこの二つを重ねた形で、特定の古典を出典とする故事成語ではない。
備考
漢文学・中国文学史の専門語であり、日常語ではない。辞書の見出し語としては「駢儷体」または「駢儷文」が一般的で、「駢儷体文」は固定した四字熟語とは扱われにくい。
補足
- 「駢儷体」と「駢儷文」を重ねた形であり、固定した標準見出し語としては扱われにくい。
- 「儷」を「麗」と書き換えない。
例文
- 六朝期の文章には、対句を連ねた駢儷体文の技巧がよく見られる。
- この序文は駢儷体文で書かれており、華麗な表現の一方で内容を読み取りにくい。
- 授業では、駢儷体文と散文体の違いを、実際の漢文を比較しながら学んだ。
類義語
- 駢儷体
- 駢儷文
- 駢文
- 四六文
対義語
- 散文体