風俗壊乱
読み方
ふうぞく かいらん意味
社会一般の健全な風俗・道徳・秩序を乱し、退廃させること。特に、わいせつな表現や行為、反社会的な内容などが公衆の道徳観念や社会的秩序を害する場合に用いられる。法律・行政・報道などの文脈で使われやすい語。由来
「風俗」は社会の習慣・生活様式、または公衆道徳を意味し、「壊乱」はこわして乱すことを意味する漢語。中国由来の漢語要素を組み合わせた語だが、四字の成語としては近代日本で法令・行政用語として定着した。明治期、特に新聞紙条例・出版条例・出版法などで「安寧秩序を妨害し又は風俗を壊乱する」といった表現が用いられ、明治時代後半から広く見られる。正確な初出年は不詳。備考
硬い語で、日常会話よりも法律・行政・歴史研究・報道で使われる。現代では検閲や表現規制の文脈で言及されることも多い。例文
- その雑誌は風俗壊乱のおそれがあるとして、当局から販売停止の処分を受けた。
- 表現の自由は重要だが、風俗壊乱に当たるかどうかは慎重に判断されるべきだ。
- 明治期の出版規制では、安寧秩序の妨害や風俗壊乱が処罰の理由とされた。
- 過度に露骨な広告が、地域住民から風俗壊乱だと批判された。
- 裁判では、その映像作品が単なる芸術表現なのか、風俗壊乱に該当するのかが争点となった。
類義語
- 風紀紊乱
- 風俗紊乱
- 風紀の乱れ
- 道徳退廃
- 公序良俗違反
対義語
- 風紀粛正
- 綱紀粛正
- 良俗維持
- 公序良俗の維持