面目躍如
読み方:めんもく やくじょ
意味
その人・組織が本来もつ実力、持ち味、評判、名誉などが、十分に発揮されて生き生きと現れていること。「面目」は本来の姿や世間からの評価、「躍如」はありありと現れるさまをいう。多く、優れた働きや作品を褒める場面で用いる。
由来
中国古典の特定の一節を直接の出典とする故事成語ではない。「面目(本来の姿・評価)」と「躍如(ありありと現れること)」を結んだ漢文調の表現で、近代日本語、少なくとも明治期(19世紀後半)以降に定着したとみられる。正確な初出や考案者は不明。
備考
「面目躍如たる」「面目躍如として」の形で、人物・組織の優れた持ち味が現れたことを褒める際に使う。やや文章語的で、日常会話では「本領発揮」が自然な場合も多い。
補足
- 「面目」を「恥・体面を失うこと」の意味に取り、失態や不名誉の意味で用いるのは誤り。
- 「めんぼくやくじょ」と読まれることもあるが、四字熟語としての一般的な読みは「めんもくやくじょ」。
例文
- 決勝戦で見せた冷静な采配は、名将としての面目躍如たるものだった。
- 新作の精緻な描写には、彼女が作家として培ってきた力量が面目躍如としている。
- 難題を短時間で解決したことで、技術者チームの面目躍如を示した。
分類
類義語
- 本領発揮
- 真価発揮
- 真骨頂
- 名実相伴う
対義語
- 面目失墜
- 名誉失墜
- 面目丸潰れ