非修非学
読み方:ひしゅう ひがく
意味
仏教で、悟りや仏性は、修行によって新たに作り出したり、学問によって外から得たりするものではない、という考えを表す語。本来そなわる真理・仏性を重視する立場で用いられる。
由来
仏教思想に由来する語。「非」は「~ではない」、「修」は修行、「学」は学問・学びを表し、修行や学問によって新たに得られるものではないという意味を構成する。中国・日本の仏教思想、とくに本覚や禅に関わる文脈で用いられるが、特定の一典籍を典拠とする故事成語ではない。初出および正確な成立年代は不明。
備考
日常会話ではほとんど用いず、仏教思想・宗教学の文脈で使われる。修行や学問を一律に不要とする意味ではなく、悟りの本来的なあり方を説く語として理解する。
別表記
- 非修非學
補足
- 「非学非無学」は、修行段階に関する別の仏教用語であり、同義ではない。
- 「非修非証」は近い思想を表す別語であり、「非修非学」と混同しない。
例文
- 講義では、悟りを非修非学と捉える本覚思想について学んだ。
- 師は非修非学という語を、修行そのものを無意味とする主張ではなく、本来の仏性を示す表現だと解説した。
- この文章は、真理を外から獲得するのではないという非修非学の見方を述べている。
分類
類義語
- 無修無証
- 本来成仏
対義語
- 修行・修学