雲行雨施
読み方
うんこう うし意味
雲が動いて雨が降り、万物を潤すこと。転じて、君主・為政者の徳や恩恵が広く行き渡り、人々や世の中を豊かにすることをいう。古風で格調高い表現。由来
中国古典『易経』乾卦の「雲行雨施、品物流形」に由来する。「雲がめぐり雨が施され、万物が形を成す」という意。『易経』は周代の占筮書を基礎に、戦国時代から前漢期ごろに現在の形へ整えられたとされ、正確な成立年は不明。備考
日常会話ではほとんど使われず、漢文・歴史・政治的称賛などで用いられる雅語。天候そのものより、恩恵や徳の広がりを比喩的に表す。例文
- 名君の雲行雨施によって、長く疲弊していた村々にも活気が戻った。
- 新しい知事は雲行雨施の政治を掲げ、教育と福祉を県内の隅々まで行き渡らせた。
- 彼の寄付と支援は雲行雨施のごとく、地域の文化活動全体を潤した。
- 史書は、その王の治世を雲行雨施とたたえ、民が安んじて暮らしたと記している。
- 企業の利益を社会へ還元する姿勢が、雲行雨施の理念に通じると評価された。
類義語
- 仁政
- 善政
- 徳沢広被
- 雨露之恩
- 恩沢
対義語
- 苛斂誅求
- 悪政
- 暴政
- 苛政