陽奉陰違
読み方
ようほう いんい意味
表向きは相手の命令や方針に従うふりをしながら、内心では反発し、陰では逆らったり別の行動を取ったりすること。うわべだけ従順で、実際には不誠実・不忠実である態度をいう。由来
中国由来の成語。漢字の「陽」は表面・表向き、「奉」は従い奉ること、「陰」は裏・人目につかない所、「違」は背くことを表す。つまり「表では従い、裏では背く」という構成である。成立時期や最古の出典は未詳だが、古典中国語の語法に基づく漢語として日本にも受容された。備考
硬い漢語表現で、政治・組織・人間関係の不誠実さを批判する文脈で使われる。日常会話では類義の「面従腹背」のほうがやや知られている。例文
- 彼は会議では社長の方針に賛成していたが、裏では反対派を集めており、まさに陽奉陰違だった。
- 上司の前では従うふりをして、実際には指示を無視するような陽奉陰違の態度は信用を失う。
- 改革を成功させるには、現場の陽奉陰違を見抜き、本音を聞き出す仕組みが必要だ。
- その家臣は表向き忠誠を誓いながら敵方に通じていたため、陽奉陰違の罪を問われた。
- 規則に賛成したように見せかけて陰で抜け道を広めるのは、組織にとって危険な陽奉陰違である。
類義語
- 面従腹背
- 面従後言
- 面従腹誹
- 二枚舌
- 従順を装う
対義語
- 言行一致
- 表裏一如
- 誠心誠意
- 忠実無二