関山万里
読み方:かんざん ばんり
意味
関所や山々を幾重にも越えるほど、距離が非常に遠く隔たっていること。特に、旅の道のりが遠く険しいことをいう。また、遠く離れていて容易に行き来や連絡ができない状況を、比喩的に表す場合にも用いる。
由来
中国の古い詩文で、関所と山を合わせて「関山」といい、遠方・険阻な土地を表したことに由来する。「万里」は実際の距離ではなく、きわめて遠いことを強調する誇張表現である。特定の一つの故事や成立年を典拠とする語ではなく、成立時期は不詳。
備考
「万里」は実数の一万里ではなく、遠大な距離を強調する語。日常会話よりも、文章語・文学的な表現として用いられることが多い。
別表記
- 關山萬里
誤用・混同注意
- 「関山」は「関所と山」をまとめた語であり、「関山」という一つの山の名称だと誤解しない。
- 「万里」は実際に一万里あるという意味ではなく、非常に遠いことを表す誇張である。
例文
- 昔は故郷まで関山万里の距離があり、家族へ便りを届けるだけでも何か月もかかった。
- 海を越えた彼の任地は関山万里の地で、気軽に会いに行ける場所ではない。
- 二人は関山万里を隔てて暮らしているが、毎週の通信で交流を続けている。
分類
類義語
- 千山万水
- 万水千山
- 迢迢千里
対義語
- 近在咫尺
- 咫尺之間
- 一衣帯水