開巻有益
読み方:かいかん ゆうえき
意味
書物を開いて読めば、必ず何らかの利益や学びが得られるということ。読書は知識・教養を深め、判断力を養ううえで有益である、という読書の効用を表す言葉。
由来
中国・北宋時代(10世紀後半)の故事に由来する。宋の第2代皇帝・太宗が、編纂させた類書『太平御覧』を毎日読んだ際、「開巻有益、朕不以為労也(書物を開けば利益がある。私はそれを苦労とは思わない)」と述べたとされる。この故事は『宋史』などに伝わる。
備考
主に読書を勧める文脈で用いる。単に本を「開く」だけでなく、読んで学びを得ることをいう。「開巻」は書物を開く意。
別表記
- 開卷有益
補足
- 「開眼有益」と書くのは誤り。正しくは「開巻有益」。
- 「開巻」は「かいけん」ではなく、通常「かいかん」と読む。
例文
- 通学中の十分間でも本を読むようにしている。まさに開巻有益で、少しずつ知識が増えていく。
- 子どもたちに読書の習慣を身につけてほしい。開巻有益というように、本から得られる学びは多い。
- 専門外の本にも目を通したところ、新しい企画の着想を得た。開巻有益を実感した出来事だった。
分類
類義語
対義語
- 読書無益