鉄杵磨針
読み方
てっしょ ましん意味
どんなに困難で大きな目標でも、根気よく努力を続ければ、ついには成し遂げられるということ。「鉄の杵を磨いて針にする」ほどの粘り強い努力をたとえる。学問・技芸・仕事などで、継続の大切さを説く語。由来
中国の故事に由来する。唐代(8世紀)の詩人・李白が若いころ学問を投げ出しかけた際、鉄の杵を磨いて針を作ろうとする老女に出会い、その根気に感銘を受けて勉学に励んだという逸話による。逸話の文献上の出典としては、南宋時代(13世紀ごろ)の『方輿勝覧』などが知られる。備考
硬い文語的表現で、日常会話よりも文章・訓話・スピーチで用いられる。類形に「磨杵作針」があり、故事を知らない相手には意味が伝わりにくい場合がある。例文
- 語学の習得は一朝一夕にはいかないが、毎日続ければ鉄杵磨針の精神で必ず力がつく。
- 彼女は十年かけて難曲を弾きこなし、まさに鉄杵磨針を体現した。
- 研究が何度失敗しても、鉄杵磨針と思って仮説の検証を続けた。
- 新人のころは不器用だった彼も、鉄杵磨針の努力で一流の職人になった。
- 受験勉強では才能よりも、鉄杵磨針のような粘り強さがものをいう。
類義語
- 磨杵作針
- 点滴穿石
- 水滴石穿
- 愚公移山
- 継続は力なり
対義語
- 三日坊主
- 中途半端
- 半途而廃
- 挫折放棄