重利軽義
読み方
じゅうり けいぎ意味
利益や損得を最優先にして、人として守るべき道義・正義・義理を軽んじること。「利を重んじ、義を軽んじる」という意味で、金銭的な利益のために倫理や信義をないがしろにする態度を批判的にいう。由来
中国の儒教思想に由来する語。出典として『孟子』梁恵王章句上が挙げられ、孟子が「何必曰利。亦有仁義而已矣(なぜ利を言う必要があろうか。仁義があればよい)」と述べ、利益のみを求めることを戒めた思想に基づく。『孟子』は中国・戦国時代、紀元前4〜3世紀頃に成立したとされる。備考
主に他者や組織の金銭至上主義・非倫理的な姿勢を批判する際に用いる硬い表現。日常会話では「利益を優先して道義を軽んじる」と言い換えることが多い。例文
- 企業が目先の利益だけを追い、環境への責任を放棄するなら、重利軽義との批判を免れない。
- 友人をだましてまで金を得ようとするのは、重利軽義の行いだ。
- 政治に重利軽義の風潮が広がれば、市民の信頼は失われてしまう。
類義語
対義語
- 重義軽利
- 軽利重義
- 先義後利
- 義利両全