邪正曲直
読み方
じゃせい きょくちょく意味
邪なことと正しいこと、曲がったこととまっすぐなこと。転じて、物事の善悪・正不正・道理にかなうかどうかをいう語。特に、利害や感情に流されず、公平に正邪や理非を見分ける文脈で用いられる。由来
「邪正」はよこしまなことと正しいこと、「曲直」は曲がったこととまっすぐなこと、また不正と正義を表す漢語。特定の故事に由来するというより、中国古典で古くから用いられた対概念を重ねた成語と考えられる。成立年は不詳だが、漢籍由来の語として日本では中世以前から受容されたとみられる。備考
硬い文章語・論説調の語。日常会話ではあまり使われず、「是非曲直」「理非曲直」のほうが見かけることも多い。例文
- 裁判官には、私情を交えず邪正曲直を見極める姿勢が求められる。
- 噂だけで人を責めるのではなく、まず事実を調べて邪正曲直を明らかにすべきだ。
- 彼は権力者を恐れず、常に邪正曲直をただす人物として知られていた。
- この問題は利害関係が複雑で、邪正曲直を判断するのが容易ではない。
- 歴史を学ぶ際には、一方の立場だけでなく、当時の資料から邪正曲直を考える必要がある。
類義語
- 是非曲直
- 理非曲直
- 正邪善悪
- 善悪正邪
- 曲直是非
対義語
- 善悪不分
- 是非混同
- 黒白混淆