遊目騁懐
読み方
ゆうもく ていかい意味
広々とした景色などを自由に眺め、心をのびのびと解き放って思いを巡らせること。「遊目」は目をあちこちに向けて眺めること、「騁懐」は心や思いを自由に走らせることをいう。自然や芸術に触れ、視野も気持ちも開放されるような趣を表す。由来
中国・東晋の書家、王羲之(おうぎし)が353年(永和9年)ごろに著したとされる「蘭亭序(らんていじょ)」にある「遊目騁懐」という句に由来する。「仰いで宇宙の大を観、俯して品類の盛んなるを察し、もって目を遊ばせ懐いを騁せる」という文脈で、自然の中で視野と心を存分に広げる喜びを述べた表現である。備考
漢文由来の雅語で、日常会話よりも文章・詩歌・旅行記などで用いられる。単に「自由に楽しむ」より、景色を眺めて心を解放する情趣を含む。例文
- 山頂から連なる山々と雲海を眺め、しばし遊目騁懐の時を過ごした。
- 歴史ある庭園をゆっくり歩くと、日常の雑念を忘れて遊目騁懐する思いがした。
- この展望台は海と空を一望でき、訪れる人に遊目騁懐の楽しみを与えてくれる。
類義語
対義語
- 束縛窮屈
- 画地自限
- 萎縮自閉