遅疑不決
読み方
ちぎ ふけつ意味
あれこれ疑い迷って、なかなか決断できないこと。判断すべき場面でためらい、結論や行動を先延ばしにしてしまう状態をいう。個人の性格だけでなく、会議・政治・経営などで決定が遅れる場合にも用いられる。由来
中国由来の漢語成語。「遅疑」はぐずぐずして疑い迷うこと、「不決」は決まらない・決められないことを表す。二語を重ねて、ためらって結論を出せない状態を強調する。古典中国語に見える表現だが、日本での受容時期や正確な初出年は未詳。少なくとも近世以降の漢文訓読・漢語表現の流れの中で用いられてきたと考えられる。備考
硬い漢語表現で、日常会話より文章語・評論・ビジネス文脈で使われやすい。単なる慎重さではなく、決められないことへの批判的ニュアンスを含む。例文
- 新規事業への投資を前に、社長は遅疑不決に陥り、好機を逃してしまった。
- 彼は進学先を選ぶ段階で遅疑不決となり、締切直前まで願書を出せなかった。
- 危機管理では、遅疑不決な態度が被害の拡大につながることがある。
- 会議では全員が責任を避け、遅疑不決のまま結論が次回に持ち越された。
- 彼女は普段は慎重だが、重要な局面で遅疑不決になる人ではない。
類義語
- 優柔不断
- 躊躇逡巡
- 遅疑逡巡
- 狐疑逡巡
- 決断不能
対義語
- 即断即決
- 迅速果断
- 剛毅果断
- 当機立断