逸群絶倫
読み方:いつぐん ぜつりん
意味
同類・同時代の人々から抜きん出ており、比べる相手がいないほど優れていること。特に、人物の才能・能力・功績などがきわめて傑出していることをほめていう。「群を逸し、倫(同類・仲間)を絶つ」という意味。
由来
中国の歴史書『三国志』蜀書・関羽伝に見える語に由来する。蜀の諸葛亮が、馬超について尋ねた関羽へ送った書簡の中で、関羽を「絶倫逸群」と評したとされる。『三国志』は西晋の陳寿が3世紀後半(280年代ごろ)に編纂した歴史書で、日本では語順を整えた「逸群絶倫」が四字熟語として定着した。
備考
主に才能・能力・業績が際立つ人物を高く評価する、文章語的で格調高い表現。「絶倫」には性的な強さを表す用法もあるが、「逸群絶倫」ではその意味ではない。
誤用・混同注意
- 「絶輪」と書くのは誤りで、正しくは「絶倫」。
- 原典には「絶倫逸群」という語順が見えるが、日本語の四字熟語としては通常「逸群絶倫」を用いる。
例文
- 彼は若くして画期的な理論を打ち立てた、逸群絶倫の研究者である。
- その選手は技術だけでなく判断力にも優れ、まさに逸群絶倫の存在だった。
- 彼女の演奏は同世代の演奏家の中でも逸群絶倫と評され、聴衆を魅了した。
分類
類義語
- 出類抜萃
- 抜群
- 卓越
- 超群抜類
対義語
- 平々凡々
- 凡庸
- 平凡