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逆取順守

読み方

ぎゃくしゅじゅんしゅ

意味

武力や非常手段などの「逆道」で政権・天下を得たとしても、それを維持して統治するには、仁義・礼法・民意といった「順道」、すなわち正しい方法に従わなければならないということ。奪い取る方法と、長く治める方法は異なるという教え。

由来

中国前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編んだ『史記』「酈生陸賈列伝」に由来する。陸賈が漢の高祖に説いた「湯武は逆取して、これを順守す。文武を並用するは、長久の術なり」という趣旨の言葉から成る。湯王・武王は武力で王朝を得たが、その後は仁義にかなう政治で国を守ったとする考え方である。

備考

中国古典に由来する硬い表現で、現代の日常会話ではほとんど用いない。主に歴史・政治思想を論じる文脈で使われる。「順守」はここでは「じゅんしゅ」と読む。

例文

  • 指導者は、政権を得た後こそ法と民意を尊ぶべきだという逆取順守の教えを忘れてはならない。
  • この歴史小説は、武力で天下を得た主人公が、逆取順守の難しさに直面する姿を描いている。
  • 企業買収にも逆取順守の考え方を比喩的に当てはめるなら、買収後は強引さよりも信頼に基づく経営が重要になる。

類義語

  • 文武並用
  • 王道政治

この四字熟語に使われている漢字