蹣跚歩行
読み方:まんさん ほこう
意味
足元が定まらず、よろよろ・ふらふらと不安定に歩くこと。また、そのような歩き方。高齢、病気、けが、疲労、酒酔い、悪路などのために、軽快にまっすぐ歩けない様子をいう。
由来
「蹣跚」は、中国語由来の漢語で、足取りがよろめくさまを表す語である。「蹣跚歩行」は、それに「歩行」を加えて、不安定な歩き方を明確に表した複合語として日本語で用いられる。特定の故事や古典を典拠とする成語ではなく、この四字形の成立時期・年は未詳である。
備考
主に文章語・説明語として用いられ、「蹣跚として歩く」ともいう。高齢者や病気の人の歩き方を描写する際は、相手を不快にさせない文脈や表現への配慮が必要である。
補足
- 「蹣跚」を「満散」「漫散」などの字で書くのは誤り。
例文
- 長い療養のあと、彼は杖を頼りに蹣跚歩行で病棟の廊下を進んだ。
- 凍結した雪道では足を取られ、観光客は蹣跚歩行を余儀なくされた。
- 映画は、老いた主人公が蹣跚歩行で駅へ向かう場面から始まる。
分類
類義語
- よろよろ歩き
- 千鳥足
- 蹣跚
- 足取りがおぼつかない