賢良方正
読み方
けんりょう ほうせい意味
賢く善良で、行いが正しく端正であること。また、そのような徳を備えた人物をいう。知恵や能力があるだけでなく、私利私欲に流されず、公正でまじめな人格をたたえる語。由来
中国古代の官吏登用制度に由来する語。前漢(紀元前2世紀ごろ)の文帝・武帝期に、地方から「賢良方正」、すなわち賢く善良で品行の正しい者を推挙させる制度があり、『漢書』などに関連表現が見える。日本では漢籍由来の四字熟語として用いられる。備考
現代の日常会話ではやや硬い表現。人物評・推薦文・伝記的文章などで、徳の高さや公正さを格調高く述べる際に用いられる。例文
- 彼は若いころから賢良方正な人物として知られ、村人の信頼を集めていた。
- 組織の長には、能力だけでなく賢良方正な人格が求められる。
- 祖父は賢良方正を絵に描いたような人で、決して不正を許さなかった。
- その候補者は学識も深く、賢良方正であるとして多くの支持を得た。
- 賢良方正な師に学んだことが、彼の人生観を大きく変えた。
類義語
- 品行方正
- 公明正大
- 清廉潔白
- 聖人君子
- 方正謹厳
対義語
- 奸佞邪智
- 邪智奸佞
- 不正不義
- 悪逆無道