漢字辞典.com

検索
貧賤之交

読み方

ひんせん の まじわり

意味

身分が低く貧しいころに結んだ交友、または苦しい時代を共にした友人関係のこと。出世したり豊かになったりしても、その恩義や友情を忘れてはならないという含意で用いられる。

由来

中国・後漢時代の故事に由来する。『後漢書』宋弘伝に、宋弘が光武帝に「貧賤之知不可忘、糟糠之妻不下堂」と答えた話があり、貧しく身分の低い時に得た友は忘れてはならないという意味で定着した。成立は5世紀ごろの『後漢書』編纂時、故事自体は1世紀ごろ。

備考

文章語・教養語として用いられ、日常会話では「苦労を共にした友」「昔からの友人」と言うことが多い。友情への義理を重んじる表現。

例文

  • 社長になった今も、彼は貧賤之交を大切にし、昔の仲間を忘れない。
  • 苦学生時代を共に過ごした友人とは、まさに貧賤之交である。
  • 成功してから態度が変わった彼を見て、貧賤之交を忘れたのかと皆が嘆いた。
  • 貧賤之交の友がいたからこそ、つらい時期を乗り越えられた。
  • 彼女は有名になっても、下積み時代の貧賤之交を丁寧に訪ね歩いた。

類義語

  • 貧賤之知
  • 布衣之交
  • 刎頸之交
  • 管鮑之交
  • 旧友旧知

対義語

  • 富貴之交
  • 勢利之交

この四字熟語に含まれる漢字

同じ漢字を含む四字熟語

同じ漢字を含むことわざ