諸国漫遊
読み方
しょこく まんゆう意味
あちこちの国や地域を、見物・経験・交流などを目的に気ままに旅して回ること。単なる移動ではなく、各地を訪ね歩き、土地の風物や人情に触れるような旅をいう。日本では「全国を旅して回る」という意味で使われることが多い。由来
「諸国」は多くの国・地域、特に昔の日本の各国・各藩を指し、「漫遊」は目的地を一つに限らず、気の向くままに旅して回ることをいう漢語。二語が結びついた表現で、成立時期は不詳。江戸時代から明治時代にかけての旅行・遍歴の語彙と関係が深く、近現代には講談・時代劇の『水戸黄門』のイメージによって広く親しまれるようになった。備考
「水戸黄門の諸国漫遊」という言い回しで特に有名。ただし史実の水戸光圀が全国を旅したわけではなく、物語・講談・時代劇によるイメージが大きい。例文
- 退職後は夫婦で諸国漫遊の旅に出るのが、父の長年の夢だった。
- 若いころに諸国漫遊をした経験が、彼の小説に豊かな土地勘を与えている。
- 彼女は一年かけて諸国漫遊し、各地の祭りや郷土料理を記録した。
- この番組は、旅人が諸国漫遊しながら名所旧跡を紹介する構成になっている。
- 水戸黄門の諸国漫遊は有名だが、史実そのものというより物語としての印象が強い。
類義語
- 全国行脚
- 諸国遍歴
- 各地巡遊
- 全国周遊
- 遍歴
- 巡遊
- 放浪
対義語
- 定住
- 安居
- 蟄居
- 閉居
- 一所定住