見敵必殺
読み方:けんてき ひっさつ
意味
敵を見つけたなら、必ず殺害せよという意味。転じて、敵に対して一切の容赦なく攻撃し、確実に排除するという極めて苛烈な軍事的姿勢・標語を表す。
由来
中国古典に出典をもつ故事成語ではなく、近代日本で成立した軍事用語・標語とされる。昭和前期、旧日本軍が存在した時期(1920年代〜1945年ごろ)に、敵を発見した際は確実に殺害するという戦闘思想を端的に示す語として用いられた。正確な初出年や提唱者は未詳である。
備考
非常に暴力性・軍事性の強い語であり、日常的な比喩としては通常用いない。歴史・戦争研究など、批判的または説明的な文脈で使われることが多い。
補足
- 「みてきひっさつ」ではなく、「けんてきひっさつ」と読む。
- 「見敵必勝」と混同しない。
例文
- 旧日本軍では、「見敵必殺」という苛烈な標語が戦闘精神として掲げられた。
- この資料は、見敵必殺を掲げる軍事思想が兵士に与えた影響を検証している。
- 発表では、見敵必殺のような言葉が戦時下の価値観を象徴していたと説明された。
分類
類義語
- 殺敵必勝
- 一撃必殺
- 必殺必勝
対義語
- 不殺生
- 非戦主義
- 平和主義