褒衣博帯
読み方
ほうい はくたい
意味
ゆったりと大きく仕立てた衣服に、幅の広い帯を合わせた装い。古代中国で儒者が用いた服装を指す。そこから、儒者らしい古風でゆったりした身なりを表す場合もある。
由来
前漢・武帝末期(紀元前1世紀ごろ)の官人である雋不疑の服装を記した、中国の歴史書『漢書』「雋不疑伝」の「褒衣博帯、盛服至門上謁」に見える語。「褒」は大きくゆったりした意、「博」は広い意である。『漢書』は後漢の1世紀ごろに成立した。
備考
日常会話ではほとんど使われず、漢文・中国史・服飾史の文脈で用いられる。性格を表す語ではなく、基本的には儒者の装束を示す。異形に「博衣褒帯」がある。
例文
- 資料館には、褒衣博帯の儒者をかたどった人形が展示されている。
- 絵巻には、褒衣博帯で弟子たちに経書を講じる儒者の姿が描かれている。
- 彼の衣装は褒衣博帯を意識し、広い袖と太い帯で古代中国の学者を表現している。
類義語
- 博衣褒帯
- 峨冠博帯