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裏急後重

読み方:りきゅう こうじゅう

意味

腹中が差し迫るように痛んで頻繁に便意をもよおす一方、便は少量しか出ない、または出にくく、排便後にも直腸・肛門に重苦しさや残便感が続く状態をいう。主に細菌性赤痢など、腸の炎症でみられる漢方・医学上の症候名。

由来

中国伝統医学に由来する症候名。「裏(里)急」は腹中が急迫して強い便意を感じること、「後重」は排便後にも肛門や下腹部に重い感じ・残便感が残ることを表す。日本には漢方医学の受容とともに伝わったと考えられるが、「裏急後重」という四字の連語としての厳密な初出文献・成立年代は不明。

備考

漢方・医学で用いる専門語であり、日常語では「しぶり腹」「残便感」などと言い換えることが多い。「里急後重」とも書く。血便、発熱、強い腹痛を伴う場合は早めの受診が望ましい。

別表記

  • 里急後重

補足

  • 一般的な腹痛や単なる便秘の意味で用いるのは不正確。強い便意、少量排便、排便後の重苦しさ・残便感を伴う症状を指す。
  • 「後重」を体重が増える意味と解するのは誤り。排便後にも肛門・下腹部に重苦しさが残ることをいう。

例文

  • 細菌性赤痢などでは、腹痛や血便に加えて裏急後重を訴えることがある。
  • 医師は、患者に裏急後重や排便時の痛みがないかを確認した。
  • 「少量しか便が出ないのに何度も便意があり、排便後もすっきりしない」という訴えは、裏急後重に当たる。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字