衣錦昼行
読み方
いきん ちゅうこう
意味
立身出世して高い地位や名声、富を得た人が、晴れやかな姿で故郷へ帰り、その成功を人々に示すこと。「錦」は立派で華やかな織物、「昼行」は人目につく昼間に歩く意である。
由来
中国の歴史書『魏書』甄琛伝が出典とされる。北魏の官僚・甄琛が、故郷である魏郡の太守に任じられた際、錦の衣を着て昼間に故郷を歩くように、栄達した姿を郷里の人々に示したいという志を抱いたという記述に基づく。『魏書』は魏収により554年ごろに編纂された。
備考
「衣錦還郷」とほぼ同義。成功を故郷の人々に示すという意味から、文脈によっては華やかさや、やや誇示的な響きを伴うことがある。
例文
- 国際的な賞を受けた彼が故郷の大学で講演する姿は、まさに衣錦昼行だった。
- 起業に成功した彼女は、衣錦昼行を果たすように地元の式典へ招かれた。
- 彼は衣錦昼行を望むよりも、まず両親に静かに成功を報告したいと考えた。
類義語
- 衣錦還郷
- 錦衣還郷
- 故郷に錦を飾る