蠅頭細字
読み方:ようとう さいじ
意味
蠅(ハエ)の頭ほどに小さい文字、またはそのような細かい字で書かれた文章・筆跡をいう。欄外の注記や細密な手書き、小さな活字など、非常に小さくて読みにくい文字をたとえていう語。
由来
中国語で「蠅頭」は、ハエの頭ほど小さいもの、特にごく小さな文字をたとえる語である。「蠅頭」に「細字」を組み合わせて、極小の文字を表す語として定着した。日本には漢語として伝わったと考えられるが、この四字熟語そのものの成立年や、唯一の典拠となる古典は明確ではない。
備考
実際に文字が小さいことを表す語で、細かな注記・写本・活字などに用いる。日常会話よりも、文章語・説明文で見られやすい。新字体では「蝿頭細字」とも書く。
別表記
- 蝿頭細字
補足
- 「羊頭細字」と書くのは誤り。「羊頭狗肉」の「羊頭」と混同しない。
- 「蝿頭細字」は「蠅頭細字」の新字体による表記であり、誤りではない。
例文
- 契約書の脚注は蠅頭細字で印刷されており、拡大しなければ読めなかった。
- 古文書には、余白まで蠅頭細字で注釈が書き込まれている。
- 彼は蠅頭細字の原稿を一字も間違えずに書き写した。
分類
類義語
- 小字
- 極小文字
- 微細文字
対義語
- 大字
- 巨字