蛍窓雪案
読み方:けいそう せつあん
意味
貧しいなどの厳しい環境にありながらも、苦労を重ねて熱心に学問・勉強に励むこと。「蛍窓」は蛍の光を灯火代わりにした窓辺、「雪案」は雪明かりを利用して読書する机をいう。
由来
中国・晋代、4世紀頃の故事に基づく。家が貧しく灯油を買えなかった車胤が、夏には袋に蛍を集め、その光で書物を読んだという『晋書』車胤伝の話と、孫康が冬に雪明かりで読書したという故事を合わせた語である。「蛍」は車胤、「雪」は孫康の勉学を表す。
備考
主に文章語・格調高い表現として用いる。単に夜遅くまで勉強することではなく、乏しい条件を工夫と努力で補って学問に励む意味合いがある。
別表記
- 螢窓雪案
誤用・混同注意
- 「蛍窓雪案」を、蛍や雪を眺める風雅な情景の意味と解するのは誤り。貧困などの困難の中で勉学に励むことをいう。
例文
- 彼は蛍窓雪案の努力を重ね、働きながら難関試験に合格した。
- 恵まれない学習環境でも、蛍窓雪案の精神で学び続けた先人は多い。
- この伝記は、主人公が蛍窓雪案の末に学者として大成するまでを描いている。
分類
類義語
対義語
- 怠惰放逸
- 遊惰放逸