薬石之言
読み方
やくせき の げん意味
人の過ちや欠点を改めさせるために役立つ、厳しくもためになる忠告や戒めの言葉。耳には痛いが、病を治す薬や治療具のように、その人をよい方向へ導く言葉をいう。由来
「薬石」は薬と石鍼(いしばり)など古代中国の医療具を指し、病を治すもののたとえ。そこから、過ちを正す忠告を心身を治す薬になぞらえて「薬石の言」といった。特定の初出文献・成立年は不詳だが、中国古典由来の表現で、日本では漢文訓読を通じて用いられるようになった。備考
やや硬い文章語・漢語表現。日常会話では「ためになる忠告」「耳の痛い助言」などと言うことが多い。「之」は「の」と読む。例文
- 先生の厳しい指摘は、その時はつらかったが、今思えば薬石之言だった。
- 部下の率直な意見を薬石之言として受け止め、経営方針を見直した。
- 友人の忠告をただの批判と決めつけず、薬石之言として耳を傾けるべきだ。
- 失敗の原因を鋭く指摘した先輩の言葉は、私にとって薬石之言となった。
- 彼は叱責を嫌がらず、薬石之言として自分の成長に生かしている。
類義語
- 忠言
- 箴言
- 諫言
- 苦言
- 金言
- 薬石の言
対義語
- 甘言蜜語
- 阿諛追従
- 阿諛便佞
- 巧言令色