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落月屋梁

読み方

らくげつ おくりょう

意味

沈みかけた月の光が家の梁を照らす情景から、遠く離れた友人を深く思い慕うこと。夢に見た親しい人の面影が、目覚めたあとも消えず、なお眼前にあるように感じるほど思いが切実であるさまをいう。

由来

中国・唐代の詩人杜甫が、親友の李白を思って詠んだ詩「夢李白二首」の句「落月満屋梁、猶疑照顔色」に由来する。唐代、8世紀半ばごろの作とされる。沈む月が屋内の梁を照らし、夢で会った友の顔をなお照らしているように思う、という情景から生まれた語。

備考

漢詩由来の格調高い表現で、日常会話より文章語・スピーチ向き。恋愛よりも、親友や旧友を深く懐かしむ文脈で使われやすい。

例文

  • 留学中の親友から便りが途絶え、彼は毎晩のように落月屋梁の思いで空を見上げていた。
  • 古い写真を眺めていると、亡き友への落月屋梁の情が胸にこみ上げてきた。
  • 戦地に赴いた同僚の無事を祈り、残された仲間たちは落月屋梁の心境で日々を過ごした。
  • 卒業後に遠く離れた友を思う気持ちは、まさに落月屋梁というほかない。
  • 彼女の手紙には、故郷に残した幼なじみへの落月屋梁の思いが静かに綴られていた。

類義語

  • 暮雲春樹
  • 渭樹江雲
  • 屋梁落月

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