落井下石
読み方
らくせい かせき意味
人が井戸に落ちて困っているところへ、さらに石を投げ込むという意から、困窮・失敗・不幸に陥った人に同情や援助をせず、かえって追い打ちをかけて苦しめること。弱みにつけ込んでさらに害を与えること。由来
中国・唐代の文人、韓愈が819年ごろに書いた「柳子厚墓誌銘」に見える趣旨の表現に由来する。人が穴や井戸に落ちたとき、助けずにさらに石を投げる者を非難した故事から、後世に「落井下石」と成語化したとされる。備考
日常会話ではやや硬い表現。人の不幸につけ込む非情さを強く批判する語で、ビジネス文書や評論でも用いられる。例文
- 業績不振で苦しむ部署を責め立てるだけでは、まさに落井下石だ。
- 友人が失恋で落ち込んでいるのに欠点を並べるなんて、落井下石にもほどがある。
- 倒産寸前の取引先に一方的な値下げを迫るのは、落井下石の行為だ。
- 失敗した部下を皆の前で笑いものにする上司の態度は、落井下石と言わざるを得ない。
- 災害で困っている地域に根拠のない批判を浴びせるのは、落井下石でしかない。
類義語
- 傷口に塩を塗る
- 追い打ちをかける
- 弱り目に祟り目
- 泣き面に蜂
対義語
- 雪中送炭
- 扶危済困
- 救困扶危
- 相互扶助