草昧初開
読み方:そうまい しょかい
意味
世の中や文化がまだ十分に発達しておらず、ようやく開け始めたばかりの状態・時代をいう。「草昧」は草木が生い茂って暗いさまから、世の中が未開で混沌としていることを表し、「初開」は初めて開けることを表す。
由来
「草昧」の語は、中国古典の『易経』屯卦にある「天造草昧(天、草昧を造る)」に由来する。これは天地・社会がまだ混沌として未開である状態をいう表現である。「初開」と結び付いた「草昧初開」は、古代中国由来の語として、文明や社会が開け始めた時期を表す四字熟語として用いられる。『易経』は概ね戦国時代までに成立したとされる。
備考
主に文明・文化・社会・学問などの黎明期を、やや文語的に表す語。「草創期」と似るが、「草昧初開」には未開・混沌としていた状態から開け始めるという含みがある。
例文
- 考古学者は、草昧初開の社会に見られる祭祀の跡を調査している。
- この地方の近代化は、鉄道が開通した当時にはまだ草昧初開の段階だった。
- インターネットが草昧初開だった頃から、彼は電子通信の可能性に注目していた。
分類
類義語
- 混沌未分
- 未開蒙昧
- 鴻蒙初闢
対義語
- 文明開化
- 文化発達