芝蘭玉樹
読み方:しらん ぎょくじゅ
意味
香り高い霊芝・蘭と、美しい玉のような木の意から、すぐれた才能・品性を備えた子弟や若者をたとえる語。特に、他人の家の立派な子どもや、将来を期待される優秀な若者をほめていう。
由来
中国・唐代の648年に完成した『晋書』の「謝安伝」に見える、晋代の謝安にまつわる故事に基づく。謝安が、子弟が立派であることを望む気持ちを、「芝蘭や玉樹が庭に生えてほしいと思うようなものだ」とたとえた言葉から、「芝蘭玉樹」が優れた子弟の比喩となった。なお、同趣旨の話は『世説新語』にも見える。
備考
主に子弟・若者をほめる雅語で、日常会話ではやや硬い表現。自分の子を直接「芝蘭玉樹」と呼ぶより、他人の子弟や後進への敬意・賞賛として用いるのが自然。
補足
- 「芝蘭玉樹」は植物や宝石そのものを指す語ではなく、主に優れた子弟・若者のたとえとして用いる。
- 「玉樹芝蘭」は語順を替えた別の四字熟語として用いられるため、単なる誤記として扱わない。
例文
- ご子息は学問にも人格にも秀でた、まさに芝蘭玉樹ですね。
- 地域の大人たちは、次代を担う芝蘭玉樹を大切に育てようとしている。
- 若い研究者たちが芝蘭玉樹として集まり、新しい研究分野を切り開いた。
分類
類義語
- 玉樹芝蘭
- 英才
- 佳子弟
対義語
- 不肖の子弟
- 凡庸な人物