芝蘭之交
読み方
しらん の まじわり意味
徳が高くすぐれた人、または品格のある友人との交際。香り高い芝蘭のそばにいると自然に香りが移るように、立派な人と親しく交わることで自分もよい感化を受ける、という意味を含む。由来
中国の古典『孔子家語』六本に見える「善人と居るは芝蘭の室に入るが如し。久しくして其の香を聞かざるも、即ち之と化す」に基づく。芝蘭は香り高い草で、徳のある人物のたとえ。思想は春秋時代の孔子(前6〜前5世紀)に帰されるが、現行の『孔子家語』は三国時代・魏の王粛が3世紀ごろに編纂したとされる。備考
日常会話ではまれで、文章語・スピーチ・評論などで用いられる格調高い表現。「芝蘭の交わり」と訓読形で書かれることも多い。例文
- 彼は師との芝蘭之交によって、学問への姿勢だけでなく人柄まで磨かれた。
- 若いころに得た芝蘭之交は、その後の人生の進む方向を大きく変えることがある。
- 利害だけで結ばれた関係ではなく、互いを高め合う芝蘭之交を大切にしたい。
- あの研究会には優れた先輩が多く、まさに芝蘭之交を得られる場である。
- 彼女が礼儀正しくなったのは、品格ある友人たちとの芝蘭之交の影響だろう。
類義語
- 管鮑之交
- 金蘭之交
- 刎頸之交
- 莫逆之友
- 益者三友
- 善友との交わり
対義語
- 小人之交
- 市道之交
- 鮑魚之肆
- 悪友との交わり