色衰愛弛
読み方
しきすい あいし意味
容色や若さが衰えるにつれて、相手からの愛情や寵愛も薄れていくこと。特に、権力者や配偶者に外見で愛されていた者が、容貌の衰えによって関心を失われるさまをいう。現代では、外見だけに基づく愛情のはかなさを表す語として用いられる。由来
中国戦国時代末期の思想書『韓非子』「説難」に見える「弥子瑕色衰愛弛、得罪於君」に由来する。紀元前3世紀ごろの成句。衛の霊公に寵愛された弥子瑕が、容色が衰えると愛もゆるみ、以前は許された行為まで罪とされた故事に基づく。備考
古風で文語的な表現。女性の容貌と愛情を結びつける語のため、現代では性差別的・外見至上主義的に響く場合があり、使用文脈に注意が必要。例文
- 彼女は、色衰愛弛のように外見だけで関係が左右される結婚を望んでいなかった。
- 昔の宮廷社会では、色衰愛弛が女性の運命を大きく変えることもあった。
- その小説は、寵姫が色衰愛弛によって権力の座から遠ざけられる過程を描いている。
- 若さや美貌だけに頼れば、いずれ色衰愛弛の悲哀を味わうことになるかもしれない。
- 彼は色衰愛弛という言葉を引き合いに出し、見た目ではなく人格で人を愛すべきだと語った。
類義語
- 秋扇見捐
- 寵愛失墜
- 愛情冷却
- 愛想尽かし
- 色衰愛緩
対義語
- 相思相愛
- 愛情不変
- 寵愛一身
- 変わらぬ愛