自浄作用
読み方
じじょう さよう意味
外部からの強い力に頼らず、自然界・生体・組織などが自らの働きによって汚れ、毒、異常、不正などを取り除き、健全な状態へ戻ろうとする作用。川や湖の水質回復、人体の防御機能、企業や政治組織の内部改革などに広く使われる。由来
「自浄」は「自らを浄めること」、「作用」は「働き」を意味する漢語で、近代以降に自然科学・衛生学・環境学の語として定着したと考えられる。英語の self-purification など西洋科学概念の訳語として明治期以降に広まった可能性が高いが、初出年は不明。備考
環境・医学・政治・企業倫理などで使われる語。自然に任せれば必ず解決するという意味ではなく、限界を超える汚染や不正には外部対策も必要。例文
- この川にはある程度の自浄作用があるが、工場排水が増えれば追いつかなくなる。
- 人体の自浄作用を保つためには、十分な睡眠と栄養が欠かせない。
- 不祥事を起こした企業には、外部の監視だけでなく内部からの自浄作用が求められる。
- 湿地は水の自浄作用を助け、多様な生き物のすみかにもなっている。
- 政治の世界で自浄作用が働かなければ、国民の信頼はますます失われるだろう。
類義語
- 自己浄化
- 自然浄化
- 浄化作用
- 自律的浄化
- 内部浄化
対義語
- 汚染
- 汚濁
- 腐敗
- 堕落
- 自己腐敗