自己顕示
読み方:じこ けんじ
意味
自分の能力・功績・個性・存在価値などを、他人に目立つように示し、認めてもらおうとすること。必要以上に自分を目立たせようとするという、やや批判的な意味合いで用いられることが多い。
由来
「自己(自分)」と「顕示(はっきり示すこと、目立つように示すこと)」を組み合わせた語である。中国古典の特定の故事に由来する四字熟語ではなく、西洋の心理学・社会心理学が日本に受容された近代以降、明治期から昭和期にかけて定着した現代的な漢語と考えられる。正確な初出年・初出文献は不明。
備考
「自己顕示欲」は、自分を目立たせたり認められたりしたいという欲求をいう。「自己顕示」には、実際に自分を示そうとする行為・傾向の意味がある。否定的に用いられやすいが、自己表現一般を指す語ではない。
別表記
- 自己顯示
補足
- 「自己顕示欲」は自己を顕示したいという欲求を指す語であり、「自己顕示」とは厳密には区別される。
- 「顕示」を「顕事」「見示」などと書くのは誤り。
例文
- 彼は周囲から評価されたいあまり、会議で自己顕示に走りがちだ。
- SNSでの発信をすべて自己顕示と決めつけるのは適切ではない。
- 研究成果を説明することと、過度な自己顕示とは区別して考えるべきだ。
分類
類義語
- 自己アピール
- 自己主張
- 自己宣伝
- 自己表現
対義語
- 謙遜
- 謙虚
- 自己抑制