脱亜入欧
読み方
だつあ にゅうおう意味
日本が近代化のために、旧来のアジア的な制度・価値観や中国・朝鮮中心の国際秩序から離れ、欧米諸国の制度・文化・技術を取り入れて西洋列強に並ぼうとする考え方。明治期の外交・近代化路線を表す語として用いられる。由来
明治18年(1885年)に『時事新報』に掲載された社説「脱亜論」に由来するとされ、福沢諭吉の思想として広く知られる。ただし執筆者については研究上議論もある。明治日本が欧米型近代国家を目指した時代背景から生まれた語。備考
歴史・思想史の用語として使われることが多く、肯定的にも批判的にも論じられる。現代では植民地主義やアジア観との関係に配慮が必要。例文
- 明治政府の近代化政策は、しばしば脱亜入欧の流れの中で説明される。
- 脱亜入欧という言葉には、西洋を模範とした当時の日本の焦りが表れている。
- 彼の論文は、脱亜入欧を単なる進歩主義ではなく、国際政治上の選択として分析している。
- 脱亜入欧の思想は、教育制度や軍制の改革にも影響を与えた。
- 現代の視点から脱亜入欧を語る際には、アジア蔑視につながった側面にも注意が必要だ。
類義語
- 欧化主義
- 西欧化
- 文明開化
- 欧米化
- 西洋追随
対義語
- アジア主義
- 東洋回帰
- 欧米排斥
- 入亜脱欧
- 興亜論