羽毛未豊
読み方:うもう みほう
意味
鳥の羽毛がまだ十分に生えそろっていない、という字義から、年齢が若いこと、または経験・能力・人格などがまだ十分に育っておらず未熟であることをいう。人を控えめに評するほか、自分の未熟さをへりくだっていう場合にも用いる。
由来
中国の戦国時代(紀元前5~3世紀ごろ)の策士たちの言説を収め、前漢期(紀元前1世紀ごろ)に編纂されたとされる「戦国策」秦策に見える「羽毛未豊、不可以高飛(羽毛いまだ豊かならざれば、もって高く飛ぶべからず)」に基づく。羽毛のそろわない鳥は高く飛べないことから、未熟で十分に力を備えていない人をたとえる語となった。
備考
主に人の若さ・経験不足を表す、やや硬い漢語表現。相手を未熟だと断じる響きにもなり得るため、他人に用いる際は注意が必要。「羽毛未豊の身」のように自称では謙遜表現として使える。
別表記
- 羽毛未豐
誤用・混同注意
- 「羽毛未満」と書くのは誤りで、正しくは「羽毛未豊」。
- 「未豊」を「みゆたか」と読まず、「みほう」と読む。
例文
- 私はまだ羽毛未豊の身ですので、諸先輩のご指導を仰ぎたいと思います。
- 彼は羽毛未豊ではあるが、新しい分野に挑戦する意欲は人一倍強い。
- 若手社員を羽毛未豊だと決めつけず、成長の機会を与えることが大切だ。
分類
類義語
- 乳臭未乾
- 青二才
- 未熟
- 駆け出し