総角之交
読み方:そうかく の まじわり
意味
幼いころから親しく付き合ってきた友人関係、またはその友人をいう。古代中国で子どもが髪を左右に分けて角のように結った「総角」の髪形に由来し、幼少時代からの深い交友を表す。
由来
「総角」は古代中国で子どもが髪を角のように結い上げた髪形、またはその年ごろを指す語である。『晋書』何劭伝には、何劭と晋の武帝の親交を「総角之好」と表す記述があり、これを踏まえて「総角之交」が幼少期からの交友の意で用いられるようになった。『晋書』は唐代の648年に成立した史書で、内容は3世紀の西晋時代の人物を扱う。
備考
「之」は「の」の意で、慣用的には「そうかくのまじわり」と読む。日常会話では「幼なじみ」と言うほうが自然であり、「総角之交」は文章語・雅語的な表現である。単なる子ども時代の知人ではなく、長年親しい関係を含意する。
別表記
- 総角の交わり
誤用・混同注意
- 「総角」は単独では「あげまき」とも読むが、「総角之交」の慣用読みは「そうかくのまじわり」である。
- 「総角」を「双角」などと書き誤らない。
- 単に同年代の知人を指すのではなく、幼少期から続く親しい交友関係をいう。
例文
- 二人は小学校以来の総角之交であり、互いの家族とも親しい。
- 彼とは総角之交なので、言葉にしなくても考えていることが分かる。
- 創業者の二人は総角之交の間柄で、苦しい時期も支え合って会社を育てた。
分類
類義語
- 総角之好
- 竹馬之交
- 竹馬之友
- 幼なじみ
対義語
- 反目成仇
- 不倶戴天