経済成長
読み方:けいざい せいちょう
意味
国全体または一定の地域において、生産・所得・消費などの経済活動の規模が継続的に大きくなること。一般には、実質国内総生産(実質GDP)や一人当たり所得などの増加によって測られる。
由来
英語の「economic growth」に対応する近代経済学の用語として成立・定着した語である。日本では第二次世界大戦後、とくに1950年代後半から1970年代初頭の高度経済成長期に、政策・報道・学術分野で広く用いられるようになった。中国古典に由来する故事成語ではない。
備考
伝統的な故事成語ではなく、現代の経済用語として定着した四字の漢語である。景気の一時的な回復と必ずしも同義ではなく、通常は中長期的な経済規模の拡大をいう。
補足
- 「経済成長」を単なる物価上昇と解するのは不正確であり、通常は実質GDPなどでみる生産・所得の拡大を指す。
- 「景気回復」と同義とするのは不正確である。景気回復は循環的・短期的な改善にも用いられるのに対し、経済成長は中長期的な拡大を指すことが多い。
例文
- 政府は、持続可能な経済成長と環境保全を両立させる政策を掲げた。
- 人口減少が進む地域では、従来型の経済成長だけに頼らない活性化策が求められている。
- 高度経済成長期には、所得の増加に伴って人々の生活様式も大きく変化した。
分類
類義語
- 経済発展
- 経済拡大
- 経済の伸長
対義語
- 経済停滞
- 経済後退
- 景気後退